退職するまでの流れ
スムーズに退職するためには、退職までの流れと手順を事前に把握しておくことがポイントとなります。大まかな流れを把握しておけば、自分で退職までのタイムテーブルを作成し、それに沿った形で準備を進めていくことができます。転職に伴う退職までの流れを見ていきましょう。
退職の手続きを始めるまでの流れ
まず決めておくべきなのは、転職をする時期です。早く転職したいのか、半年後など少し先の時期を目指すのか、年度が変わるタイミングに合わせるのかなど、ゴールとなるポイントを定めておくとそれまでのスケジュールを決めやすくなります。なんとなく転職をしたい、といった曖昧な状態だと、結局行動に移さないままズルズル先延ばしになってしまいます。
転職の時期を定めたら、次は転職先に求める条件を決めましょう。なぜ転職するのか、何を求めて転職するのか、といった点を改めて考え、給与なのかスキルアップなのか、あるいはプライベートとの両立なのか、など自分が優先したいことは何かを考え、そこから妥協できない条件を洗い出しましょう。そうすることで効率的に求人を探せます。
そして、求人をある程度絞った段階で退職の手続きを進めておくことも大切です。転職先が決まってからのほうが安心かもしれませんが、看護師の場合は引き留めに合う可能性が高く引き継ぎなどもあり、退職までに時間がかかることが多いです。そのため、早めに退職の旨を伝えておけばスムーズに転職活動を進めることができます。
実際に退職するまでの流れ
次に、候補として挙げた求人へ実際に応募しましょう。応募した後は面接の日程調整などを行っていきますが、可能であれば採用試験を受ける前に職場見学をさせてもらいましょう。求人情報には載っていない職場の雰囲気などを確認することができます。
そして、面接までの間に面接対策を行っておく必要があります。看護師特有の聞かれやすい質問などがありますので、しっかり予習して臨むようにしてください。また、基本的なマナーとして、身だしなみや面接時のふるまいなども忘れずに確認しておきましょう。
見事面接を通過して内定通知をもらうことができたら、内定の受諾と入職日の確認を忘れずに行ってください。内定通知の返事を忘れると、内定辞退と取られて内定取り消しになる場合もあります。そして入職日に関してですが、内定時にまだ今の職場で働いていた場合、入職日のすり合わせが必要になりますので、自分の都合だけで考えずいつ退職できるのかを明確にしてから入職日を決めるようにしましょう。
そして、現在の職場を退職することになります。上述の通り早めに退職意思を伝えておけば、あとは退職日に合わせて退職手続きや仕事の引き継ぎなどを行っていくだけになります。できるだけ迷惑をかけないよう、最後まで礼儀正しくマナーを守って退職するように心がけてください。
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