引き継ぎ書作成のコツ

今の職場を退職することが決まったら、引き継ぎ作業に取り掛かっていく必要があります。後任者がすでに決まっているのであれば、今の業務を後任者と一緒に行いながらサポートしていくことになりますが、これから後任者を決めるといった場合には引き継ぎ書を準備しておかなければなりません。そこでここでは、引き継ぎ書を作成するためのコツを紹介していきます。

引き継ぎ書作成のコツ
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記載する内容

引き継ぎ書を作成する際、まずは何を引き継ぐべきかを明確にする必要があります。ここを明確にしておかないと、あれもこれもと後任者に多くのことを求めることになり、大きな負担をかけることになってしまいます。重要なポイントは何かを見極め、本当に引き継がなければならない内容をまとめるようにしましょう。主に引き継ぎ書に記載する内容としては、「1日の業務の流れ」「担当患者の情報」「業務で使用する資料の保管場所」「委員会活動などをやっていた場合はその内容」となります。また、業者とのやり取りを行っていた場合は、担当者の名刺なども引き継いでおく必要があります。
この中でも担当患者に関する情報は細かく記載してあげると親切です。自分なりに業務を円滑に進めていくために把握していた、担当患者ごとの特徴や患者が喜ぶ声がけの内容などを記載しておくと、後任者もスムーズに仕事をしていくことができます。
看護手順のマニュアルや1日の仕事の流れなどについて、引き継ぎ書を作成するのが初めての人はどのように作成すれば良いか分からない部分が多いかと思います。そこで、書き方をまとめたサイトを以下に紹介しますので参考にしてください。

こちらの「看護技術のマニュアル化」のページより、引き継ぎ書を作成する際にも役立つ資料作成のコツをチェックすることができます。
看護技術のマニュアル化詳細

余裕をもって準備しよう

引き継ぎ書をいつまでに仕上げるかも重要です。退職日の当日や前日などは、身の回りの整理や片付けなどで忙しいです。そのため、退職日の3日前くらいまでに作成しておくのがおすすめです。少し余裕をもって作成しておけば、もし内容に不備があっても修正することができます。
看護師の仕事というのは1人あたりの業務量が多く、それを後任者に引き継ぐことになるわけなので、できるだけ負担を減らしてあげるためにもしっかりと準備をする必要があります。もう関わることはないのだから、といい加減な態度で退職してはいけません。今までお世話になった職場なのですから、最後までマナーを守って引き継ぎを行い、円満退職を心がけましょう。

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